ずばり、春です。春は、日本と同じくアメリカも引っ越しシーズン。マーケットにはドザッと売り出しの家が出てきます。特に、イースターサンデーは、クリスチャンにとって、クリスマスに続く大切な休日なので、その日は働いている人が少ないことから、オファー自体がその日にガタッと落ち込み、その影響で、その日に関して競争が少ないとのデータがあります。同じくクリスマスも同様の事が言えるのですが、冬は全体的に売りに出ている家自体が少ないので、選択肢は春に比べては少ないといえます。その分、競争相手も少ないので価格の低いオファーが出しやすい傾向にあります。選択肢の多い時期を選ぶか、価格を重視するか、そこがポイントになってきます。ただし、ここで重要なことはクロージングを5月にもっていかないことです。なぜなら、引っ越し業者が見つかりにくいからです。特に5月最終日は年間の引っ越しのピークを迎えます。
家を買うと決めたなら、まずは、
1) Hire an Agent(エージェントを決める)
信用できるエージェントを見つけることが、特に、ファーストバイヤーにとっては重要なファクターとなります。家を探すうえでの優先順位、例えば、庭が広い、希望の学校区、プールがある、などを整理して、話し合ってみましょう。
2) Get a Loan(ローンを組みましょう)
キャッシュ一括で買う予定がない場合は、まずは、ご自分のファイナンシャルをしっかり見据えて、ローンを組むことをお勧めします。ローンを組むには審査がいくつかあり、思いの外、時間がかかります。オファーを出したい家が見つかっても、ローンが組めていないと、せっかくのチャンスを逃してしまう可能性もあります。銀行によってローンのレートはまちまちなので、情報をしっかり収集しましょう。
3) Find a Home to Buy(家探し)
エージェントと共に、家を見に行きます。また、週末に行われているオープンハウスの看板を目指して、エージェントに頼らず色々内見に行くこともお勧めします。色々な家を見ることで、大体の値段と、雰囲気がつかみ易くなることでしょう。また、一度にたくさんの家を見に行ってしまうと、正直、どれが良いのかを悩ませてしまうだけなので、ある程度インターネットの写真などで内見に行く家を絞った方が賢明です。
4) Negotiate the Offer(オーファーを出す)
もちろん売り出し価格が設定されていますが、これは目安のようなもので、エージェントに相談して、ご希望の価格を売り手側に提示します。エージェントは周りの家の売り出し価格、オファーを出したい家の状況等のデータを元に、適切な価格を提示してくれるはずです。家によっては一度に3個も4個もオファーが重なる事もしばしばあります。その場合は、やはり売り手としては、一番高い価格を提示してきた人を選びたい所ですが、買い手側も必死なので、売り手側に、熱烈なラブレターを出したりして、熱意で押し切る人も居るようです。
5) Do a Home Inspection(インスペクションをする)
オファーを受理された後は、インスペクターを雇い、家の隅々まで、欠陥がないか、故障しているところはないか、を見てもらいます。床下から、屋根裏、備え付けの食洗器から、配管まで、建付けまで、本当に隅々を調査してくれます。欠陥部分が見つかった場合は、またここで、売り手側に修理修繕等の交渉をします。この時に、シロアリの調査をすることも忘れないでください。
6) Closing(クロージング)
様々な書類作成等、オファーから30日~40日の期間を経て、晴れてクロージングの日を迎えます。売り手側と、買い手側が、最終的な署名を交わし、鍵の受け渡しがこの日に行われます。
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