芝のメンテナンスについて

 

 


 

日本では、芝生のある家は、割と珍しいかと思われますが、こちらアメリカでは、

一軒家の芝生率は、ほぼ100%に近く、芝生の手入れを怠って枯らしてしまうと、

HOAと呼ばれる、日本で言う所の、いわゆる町内会から苦情が来ます。

やはり、高級な住宅街は冬でもテキサスの酷暑でも芝が青々と茂り、芝生の青さで

その地域の価値が反映されると言っても過言ではない程です。

 

芝の手入れは簡単に3ステップです。

  • 芝刈り
  • 水遣り
  • 肥料やり/雑草取り/枯葉拾い

芝刈り

 我が家では、芝刈りは2週間に1回を目安にしています。ただ、雨が降った後などは、いつも以上に伸びが速いので週一回に増やしています。芝刈り機は、車タイプ(一人乗りの乗用車の形状)、手押しタイプ(Push mower/ Self propelled mower)の2種類があり、予算としては、Push mower(完全手押しタイプ)の方が$150-$250, Self propelled mower(自動稼動タイプ)が$350-$600ぐらいです。私は個人的に車タイプが楽しそうで憧れていたのですが、エーカーが付くほどの大きい土地で主に使うらしく、我が家には不要でした。我が家ではSelf propelled mowerを使っていますが、女性でも力を使うことなく簡単に扱えるので、とっても重宝しています。また、芝刈り機自体のパワーも電気、ガソリンの2種類から選べるのですが、ガソリンの方がパワフルでお薦めです。庭の大きさなどを目安に、販売店で相談してみるのが良いかもしれません。

なお、自分での手入れが面倒な方には、芝刈り、管理を代行してくれる業者が沢山居ます。予算等も幅広いので、見積もりを取って見ると良いかもしれません。ちなみに、隣の家や近所に来ている業者の人に、ついでに同じスケジュールで来てもらったりすると、交渉次第で少し安くなる可能性があります。また、近所の学生の子にアルバイトを頼んだりするのも、お手軽で良いかもしれません。

 

水遣り

 芝の水遣りは、暖かくなってくる4月、5月から冬の始まる11月ぐらいまで週2、3回程のスケジュールで水遣りをします。早朝、あるいは夜にセットすると良いでしょう。

ホースで水遣りをされる場合は、庭の広さにもよりますが、スプリンクラーのように十分に水をやるのが難しいくなる可能性があるので、一日に2回やると良いでしょう。ちなみに日の出日の入りが一番良い時間帯とされています。

 

肥料やり

肥料は基本的に、年に二回、サマータームが始まる頃と、終わる頃を目安にあげると良いでしょう。芝生の種類によって肥料も様々です。間違えた肥料をあげてしまうと芝が一気に枯れてしまったりするので、必ず、自宅の芝の種類を確認して、肥料を与えてください。

 

雑草取り、落ち葉拾いは地味ですが、とっても重要です。

雑草取りは、雨上がり、土が柔らかい時にすると楽に出来ます。落ち葉もそのままにしてしまうと、芝生にダメージが生じるので、なるべく溜めずにはいて表面をきれいに保ちましょう。

そのほかにも、定期的に、芝に穴を開けて空気を入れるエアレーターや、枯れた芝生を処理するサッチングなど色々な手入れもありますが、基本的には十分に水をやり、定期的に、芝刈りをし、適した肥料をあげていれば、問題ないと思います。