新築住宅の「人気のオプション」

 アメリカで、家を買う場合のほとんどは、キレイに手入れされた中古の家を買う事が多い事と思います。しかしながら、建築ラッシュである、ここオースティンでは新築を買う選択というのも決して少なくありません。新築の場合であっても、一般的には日本の様に、一軒、一軒、土地を購入して、建物の建築を考えて、家を建てる、と、言うより、デベロッパーが一括して、街づくりをしている土地の中から、好きな区画を選び、そこに乗っかる器の様な形で、家を選びます。その場合であっても、街つくりをしているデベロッパーの指定された家の形の中から、いわば、オーダーメードではなく、セミオーダー的に、指定されたオプションによって色々なものを選択していく家造りとなります。一番基本のシンプルな装備から、オプションを沢山付けた豪華な家まで、価格差は、かなり大きくなっていきます。家の価格は、土地込の値段となります。

 新築のメリットは、やはり、省エネが完全に組み込まれた最新の設備、デザイン、ファーストオーナーになれること、などでしょう。近所一帯が同時期に引っ越してくるので、ご近所付き合いが楽で、楽しいものになりやすい気がします。若い世代の家族が多く居る事も特徴かもしれません。デメリットで言えば、新しい街づくりと言う事で、今まで未開拓の場所に出来た住宅街であれば、都心から遠くなるかもしれません。また、就学年齢のお子さんをお持ちの方は、学校が遠くなる、あるいは、その街づくりを期に新設された学校であれば、しばらく、学校自体が落ち着くのに時間がかかる事もあるかもしれません。

兎にも角にも、新築を購入するというのは、人生の中で胸の高鳴る一大イベントとなる事には違いがありません。

ここで、近年の新築住宅で人気のオプションをご紹介します。

「下ごしらえ用パントリー」

パントリーというのは、いわゆる食材の倉庫です。大体の場合、キッチンのドアの一つを開けると、このパントリーという空間があります。昨今の流行りの建築は、このパントリーを拡張して、食材庫プラスαのいわゆる「下ごしらえ用パントリー」を作るというのです。アメリカでは、収納しきれないほど大きなキッチン用品(スタンドミキサーや、フードプロセッサー、アイスクリームメーカーなど)があるのが一般的です。しかし、生活感の無いキッチン、全てがきちんと整理整頓された、モデルルームの様な家に住むのが好きなアメリカ人は沢山います。キッチンの上に、シリアルの箱が出しっぱなしになっていたり、日本の様に、炊飯器がカウンターの上に出ているなんて、もってのほかです。このすべてを解消してくれるのが、この「下ごしらえ用パントリー」なのです。

「ママのオフィス」

こちらも、キッチンからアクセスできる場所に、毎日忙しく家族に尽くしている主婦たちに「自分の城」を提供します。これは、子供の勉強部屋として共用もできるかもしれません。

「2階のランドリールーム」

通常、ガレージや、1階の隅、またはキッチンの横に備え付けてある、ランドリールームですが、子供部屋の隣にランドリールームを構える、このシンプルな一つのアクションで、想像以上に家事が楽になります。また、最近では、このランドリールームを拡張させてシンクを付けて、手洗いを楽に出来るようにしたり、収納を沢山付けたり、多目的な部屋として使ったりもします。

「リビング・トライアングル」

キッチン、ファミリールーム、ダイニングエリアをすべて繋げた、オープンフロアープランというのが、主流となってきました。キッチンのアイランドには、シンクをつける事によって、アイランドを、下ごしらえ、食卓、と2つの機能を持たせて、食事の後の片付けまで、動線を考えた作りを実行しています。





とってもハイエンドなオプションに思えますが、流行を抑えた家は、売る時にも「強いセールスポイント」にすることが出来るでしょう。